2011年7月31日 日曜日
もう1週間くらいたってますが、ようやっと夏休みに入りました、というか、入ってます。
テストやら課題やらにひたすら打ち込んできて、終わった途端に突如襲いくる脱力感たるや、、、去年は感じなかったはずなのに、今年は恐ろしいものがありました。。。
以前、7月は多彩なネタで…、とか言ってましたが、実際のところよくよく考えてみたら、月下旬まで試験があるんだな~、、って。
…だから、8月はほんとに多彩なネタで…!!
最近の記事内容からいって、「カメとテツ
をときどき。。。」です(* ̄▽ ̄)ノ~~
ってことで(?)、久しぶりにカメラネタ復活!!
知ってますかー? これ。 知らないですよね~。。。
リコー って会社は知ってますよね? 業務用の複写機とか、プリンターとか…。
その会社がかつてカメラを作っていたころの
(今も作ってるか…)フィルムカメラです。1970年くらい…?
実は、、、っていうほどのことでもないんですけど、ボク、このカメラがフィルムカメラの中で一番好きなやつでして。。
何がいいかというと、上の写真の横に並んでるフィルムと比べてみればわかると思いますが、
小さい!! かわいい!!(←これは主観)
そしてこのカメラ、なんと、基本的には
電池がいらないんですよ。
そしてそして、撮影可能枚数が、36枚撮りフィルム一本でなんと
72枚!(こーいうのを「ハーフカメラ」って言います。)
最初の主観を除いていいとこばかりな感じのこのカメラ、名前は
リコーのオートハーフって言います。
露出決定には、今でいうソーラーパネル的な特徴のある「セレン」っていう部品で光をキャッチして、光の量に応じて流れた電気で電圧計みたいな露出計を動かし、絞りの開度を変えるという、よ~く考えられたカメラなんす。
驚くべきはもう一つ。 ぜんまいで自動巻き上げしてくれるから、一枚ずつ巻き上げる必要がないんす。
あらかじめ本体下にあるダイヤルをひねってぜんまいを巻いておけば、一枚撮るごとにジィ~ッって言いながら巻き上げてくれて、ぜんまいで動いたフィルムの力でシャッターも一緒に巻き上げているという、やっぱりよ~く考えられたカメラなんす。(古いコンパクトフィルムカメラでありながら、連写もできるというツワモノ。。)
…こういう機械ギミックな感じのモノ、大好きかも(〃⌒ー⌒〃)ゞ
前置き大変長くなりました。
構造が簡単なので整備も簡単なこのカメラですが、さすがに40年モノ。たいていの場合モルト(遮光材)が経年劣化でボロッボロになってると思います。
このカメラは案外モルトの形が複雑なので、オリジナル通りの型にしようとすると、結構大変なんではないでしょうか…?(やったことある人に対して言ってます。) Web上で探してみてもいまいち見つからなかったので、ちょっとその隙間を埋めてやろうかな、と。
ってことで(?)、形が複雑で有名な
オートハーフのモルト型紙作ってみました!意外と需要あると思うが。。。ヤフオクにも出てるぐらいだし。
(結構オリジナルを基に作ったつもり。。。)
これ、このまま印刷してもサイズがデカく印刷されすぎて使えないっす。
この画像をダウンロードして、できれば図形描画ソフトとかで
横幅を88mmに合わせて印刷すればピッタリになりますよぉ~!
(※個人的には印刷してすぐに使えるようにいろいろ頑張りましたが、、、わが技量では無理でした…!≦(._.)≧)
要するに、うまいこと縮小印刷してくださいな。
ちなみに、こういう型紙作るなら、きちんと水平を取って遠距離から望遠でデジカメで撮影して、それを画像編集すればできますぜ!遠距離と望遠の理由は自分で考えてちょ( ̄ー ̄)。。
型紙が印刷できたら、糊付モルトの台紙面にあてがい(1.5mmモルトがおススメ!)、枠線に沿って画鋲なりカッターなりで、
テンテンテンテンテン……って点線を引いていけばおk。
こんな感じ。 自分はそんなに大胆にデカいサイズでモルトを使っちゃまずいので(?)、ケチケチと効率よくパーツを4分割しております。(型紙の点線に沿ってきれば効率がいいよ!)
あとは点線に沿ってはさみとかカッターとかできれいに切って、貼り付けるのだ!(ファインダーのとこを中心にして貼るのがコツかも。)
こんな感じでどーでしょう??
1.5mmモルト使いたかったのに1mmか2mmしかなかったからって、1mm使ってみたら、薄すぎるような気がしてきてる。。
思ったよりなかなかいい感じにできますゼ?
写真はSEでしたが、おそらく初代以外なら全部に使えるんじゃなかろうか…。右開きのにも使えたぐらいなんで。。。(初代もいけるかも…?)
やるなら印刷が大変かと思いますが、ソフトはCADとか、ひょっとしたらフリーの
オープンオフィスも案外使えるかも…??
ファインダー清掃でなんとなく写真を撮ったので載せようと思いましたが、分解方法はどうやらかなり王道ネタなようなので、閉じるときのコツを二つ。
開けるときはセルフタイマーは外さなくていいんだぜ!
シャッタースイッチはちゃんと部品を二つ入れてからこの角度で。
セルフタイマーは指で押しやりながらバコッっと閉める、ってのが自分が思った二つのポイント。多分みんな知ってるよね。。。
最後にオートハーフ賛美をもう一つ。
ハーフカメラってのは、いつも使ってる横方向に長い写真が撮れるカメラと違って、ファインダーも写真も、縦に長くなってます。ファインダーを覗いたときに、いつもと違って縦に見える風景、これだけでなんだか芸術的に見えちゃったりするんですよ…! だからハーフカメラは結構好き。。(あと、倍撮れてお得感もあるから(笑))
高校時代をやり直せるなら、修学旅行に持ってくカメラはC35じゃなくてオートハーフを持ってくだろうな~。。。って、何の話じゃ…!ヾ(`ε´)